【 コーヒーカップ セット 】
「七面焼」にしかみられない独特な風合いを生かしたコーヒーカップと菱形皿です。七面鉄砂黒ならではの深みのある美しい色合いが特長です。作品はひとつひとつ手作業で製作しているため、形状や焼成による釉薬の変化に個性が感じられることも七面焼の魅力です。
【 農 人 形 】
『朝な夕な 飯くふごとに忘れじな めぐまぬ民に めぐまるる身は』
水戸藩 第9代藩主 徳川斉昭公がお百姓さんを思い詠まれた和歌です。
農人形は、斉昭公がお百姓さんと食べ物に感謝する心を大切にしようと、お百姓さんの形を人形にしたものです。
斉昭公は、 朝夕の食事に、食膳の隅に置かれたこの像の傘の上に始めの一箸をお供えして、お百姓さんと五穀(米、麦、粟、豆、黍または稗)に感謝する心を大切にしました。
農人形にお供えしたご飯がもったいないと、水戸藩の女中(吉原)がご飯を乾飯にし、煎り、飴、きな粉をまぶして作られたのが今の水戸銘菓「吉原殿中」の始まりと言われております。